朝の過ごし方は、その日の体調や代謝に大きな影響を与えます。その中でも「朝に水溶性食物繊維をとること」は、腸のリズムを整えるうえでとても効果的です。
血糖値の急上昇を防ぐ
朝食に水溶性食物繊維を含む食材を取り入れると、食後の血糖値の急激な上昇を抑えることができます。血糖値の乱高下は眠気やだるさ、脂肪の蓄積につながるため、穏やかな血糖コントロールは太りにくい体づくりに欠かせません。
イヌリンの働き
水溶性食物繊維の中でも「イヌリン」は注目されています。ごぼう、玉ねぎ、チコリなどに含まれ、腸内で発酵して善玉菌のエサとなります。その結果、腸内環境が整い、便通の改善や免疫力の向上にもつながります。
腸内細菌と便通改善
便通トラブルの多くは腸内細菌のバランスの乱れが関係しています。水溶性食物繊維を摂ることで腸内細菌が活発に働き、短鎖脂肪酸をつくり出します。これが腸を刺激し、自然な排便をサポートしてくれるのです。
腸内細菌は「時計遺伝子」を持たない
私たち人間の細胞には体内時計を刻む「時計遺伝子」が存在しますが、腸内細菌にはそれがありません。つまり、腸内細菌は私たちの食事リズムに左右されます。朝に水溶性食物繊維を与えることで、腸内細菌に「今日も一日のスタートだ」と教えてあげられるのです。
まとめ
・朝に水溶性食物繊維をとると、血糖値が安定し太りにくい
・イヌリンなどが腸内細菌のエサとなり便通が改善する
・腸内細菌にリズムを与え、腸の調子を整えられる
一日のはじまりに、野菜や果物、海藻などから水溶性食物繊維をとり、腸を整えてみませんか?
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