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問題解決のためのトムジム式アプローチ

身体に起きている問題(お客様のニーズ)は、単一の原因で起きているケースはレアで、いくつかの複合的な原因が混ざり合って起きていることがほとんどです。

2つのアプローチ

トムジムではニーズにお応えする為に2つのアプローチをしています。

一つ目が「トップダウン型」のアプローチです。

このアプローチでイメージしやすいのは「健康診断」です。健康診断では身長、体重など身体組成の測定から、血液検査、尿検査など様々なタイプの検査を行い、病気が潜んでいないかチェックします。

パーソナルトレーニングにおいても様々なチェック項目を実施し、身体の「弱点」となる部分や「特徴」を探っていきます。そして、そのチェック項目の中から問題点の仮説を行い、さらに細かなチェックを行います。

それらのチェックの結果から改善すべき点を決めて、実際にアプローチ(治療や運動)に移ります。そして、そのアプローチが正しかったのかを適宜再評価し、軌道修正していきます。

トップダウン型は全体像が見やすく、丁寧な評価に基づいて総合的に解決に持っていくことができるのがメリットです。一方でチェックに時間がかかり過ぎてしまうことと、小さな問題点も抽出してしまう恐れ(粗さがしになる)もあることがデメリットとなります。

2つ目のアプローチは「ボトムアップ型」のアプローチです。

こちらはすでに訴えられている問題点から解決法を考える方法です。

例えば「肩がこる」という訴えに対して、トップダウン型では引っかかってしまうかもしれない、「足首の硬さ」や「膝周りの筋力低下」などをいい意味で無視して、ニーズを改善することに最優先で解決策を提示します。

訴えを中心としたアプローチなので、解決までの時間も少なくなる傾向があり、お客様からしたら満足度が高いかもしれません。

全体を見る必要が無いので時間を節約できること、問題点を直接解決できることがメリットになります。デメリットはトレーナーに熟練の技術が必要であることと、特にはっきりとしたニーズのないお客様には使えないなどがあります。

まとめ

基本的には「ボトムアップ型」を採用しつつ、状況に応じてトップダウン型も使うのがトムジム式です。ニーズの解決を最優先課題としつつも、さらに良い身体を目指すために、身体全体を包括的に改善する方法を提示していくことになります。

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