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トレーニングメニューの構成

パーソナルトレーニングでは1セッションの中で様々なカテゴリー(要素)を含んだ内容を実施します。

それぞれのカテゴリーには役割があり、トレーニング対象者により取捨選択されることになります。ピラミッドのように下から積み上げていくイメージなのでパフォーマンスピラミッドと呼んでいます。

①SOAP評価

評価はお医者さんで言えば診断となります。どんな病気を患っているのか、問診や触診、レントゲン検査などを使って診断名をつけるのですが、トレーナーの場合も同じです。

SOAPはそれぞれ頭文字をとっています。SはSubjectiveで主観的という意味を持ちます。お客様が感じているニーズや不安を問診することが主な作業となります。トレーナーの聞き取る能力が求められます。問診で評価の7割が決まるともいわれています。とても大切なチェックとなります。

OはObjectiveで客観的という意味を持ちます。チェック内容としては可動域や筋力、バランス、機能性のテストなどを行います。トレーニングの効果を判定するためにも客観的なデータの採取は重要となります。ただし、何でも取ればいいという訳ではなく、対象者にとって重要度の高いものを選択することが大切です。

AはAssessmentで評価です。上記のチェックから得られた情報からお客様のニーズを得るために必要な改善点をピックアップします。例えば左ハムストリングス不活性であったり、腰部の筋肉の短縮だったりになります。

PはPlanです。上記の評価を改善するためのトレーニングプランを作成します。短期的に改善できるものと長期的に改善を目指すものがあるので、状況に応じて計画を練ります。お客様のスケジュールやモチベーションなども計画には反映されるため、コミュニケーションは必須となります。トレーナー中心ではなく、お客様中心のトレーニング計画の作成が重要となります。

②リポジショニング

SOAPで身体の評価を行ったら、トレーニングに移ります。トレーニングの最初のフェイズはリポジショニングフェイズです。

リポジションとは「正しい位置にする」という意味合いを持ちますが、トレーニングにおいては骨の位置や筋肉の位置、関節の位置を本来あるべき位置に戻すことを目的とします。

多くの場合、日々の生活習慣の中での偏った動きや、精神的ストレスにより「過緊張」の状態にあることが多いです。そのような場合はまずリラックスさせることを心がけます。瞑想や深呼吸、ストレッチ、マッサージなどを組み合わせ過緊張した筋肉を解きほぐしていきます。

逆に緊張が足りず、緩んでしまっている、伸びきってしまっている筋肉に対しては活性化させるようなエクササイズを処方します。

それらのテクニックを用いて解剖学的にも、機能的にも正しい位置にカラダを調整するのがリポジショニングです。その後の本格的な運動のための準備運動のような役割を持ちます。

③コレクティブエクササイズ

各組織が正しい位置にリポジショニングできたら、コレクティブエクササイズに移ります。コレクティブとは「是正する」という意味があり、トレーナーによっても解釈の範囲は異なるのですが、トムジムのコンセプトにおいては、お客様の弱点となっている部分を鍛えるのがコレクティブエクササイズとしています。

上腕三頭筋(腕の筋肉)が弱ければダンベルを使って鍛えることもありますし、心肺機能が弱ければ有酸素運動を行います。お客様の目標を達成する為に足りていない能力を補完するためのエクササイズがコレクティブエクササイズとなります。

④ストレングストレーニング

ストレングスとは「強度」や「体力」という意味を持ちます。俗にいう筋トレがストレングストレーニングに近い意味合いとなります。

バーベルやダンベルを用いたウエイトトレーニングはもちろんストレングストレーニングに含まれますが、チューブや自重(自分の体重)などの比較的軽い負荷のトレーニングも「筋力」を鍛えるのが目的であればストレングストレーニングとなります。

⑤パワー

パワーとは速さ×力と言われています。④ストレングスとの違いは速さの要素が含まれるところです。

例えばしゃがみ込みの姿勢からロケットのように情報へジャンプするトレーニングや、重たいボールを力強く投げるトレーニングなどがパワートレーニングに該当します。

スポーツの多くはパワーの要素を含んでおり、パワーの向上がスポーツパフォーマンスの向上に繋がりやすいです。アスリートほどこのフェイズのボリュームが多くなる傾向があります。

 ⑥ムーブメント

ムーブメントには「動き」という意味があります。このフェイズでは①~⑤まで鍛えた能力が実際のスポーツや日常生活に役立たないというジレンマが良くあります。そのようなギャップを埋めるための役割がムーブメントフェイズにはあります。

前に進む、横に進む、後ろに進む、這って進む、障害物をまたぐ、バットを使ってボールに当てる、相手の動きに合わせて進む・・・

様々な動きを力強く、効率的にするためには各関節が統合された状態で滑らかに動く必要があります。そのため、脳や神経に対するアプローチ、バイオメカニクス的に正しい動きの訓練が必要になります。

まとめ

全ての要素を1つのセッションに入れることは現実的ではありません。あくまで主訴ベース。お客様のニーズベースでセッションの構成を考えていきます。

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