BLOG

主動筋と拮抗筋の性質をうまく利用する

全身には600個の筋肉があります。身体の動かせる部分にはすべて筋肉が関与しています。また意識的には動かせない部分、心臓や内臓にも筋肉がついており不随筋として身体の機能を保っています。

これだけ多くの筋肉が適材適所で収縮したり、緩んだりしている訳ですからホントに凄いですよね。ソフトバックが作ったペッパー君も頑張っていますが、いくら科学が進歩しても人間のようなスムーズさを再現するのはまだまだ先になりそうです。

さらに筋肉は「主動筋」と「拮抗筋」の分かれます。肘を曲げるときは上腕二頭筋が主動筋で上腕三頭筋が拮抗筋です。表と裏の関係にあるのが主動筋と拮抗筋の関係です。

主動筋が頑張ると拮抗筋は休む

この2つの筋肉は絶妙に協力し合いながら活動しています。

前述のとおり例えば肘を曲げる際には上腕二頭筋が主動筋として働きます。その際に拮抗筋である上腕三頭筋は筋の張力を意図的に弱めます。これを相反抑制と言います。

もし上腕三頭筋が喧嘩をして拮抗筋にもかかわらず張力を強めてしまっては肘が曲がらなくなるわけです。

相反抑制を利用して身体を緩める

上記のような特性をうまく使うことで筋のスパズム(硬くなること)を緩めることができます。

例えば硬くなってしまうと様々なデメリットのあるハムストリングスという筋肉が太ももの裏にありますが、この筋肉を緩めるためには表裏の関係にある太ももの表の筋肉を収縮させるといいのです。この場合は大腿四頭筋となります。

また腰部の筋肉も硬くなりやすいですが、この場合は腹直筋を鍛えることで腰部を緩めることができます。

非常に万能ですね。現場でも用途に応じてよく使っています。

まとめ

主動筋と拮抗筋の関係に伴う相反抑制に関して書きました。基本的な解剖の知識があれば様々な筋肉を緩めることができるので重宝しています。

一日一新

・鶏肉生活再開 ハーブチキンの粉で味付けしました。

子供日記

長女:今日は初めて一人で登下校したみたいです。小学校まで10分程度です。
長男:最近はいつも夕方にひと眠り。よっぽど幼稚園で力いっぱい遊んでるんですかね。
次女:「おとーさん」って言っているような気がする。まだかな。

コメント

この記事へのコメントはありません。

関連記事

TOP