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労働損失という考え方

日々の生活の中で何かしらの身体の不調を抱えている方は多いでしょう。特に30歳代になると20歳の時にはなりえなかった不調を感じだします。私の場合は腰部痛でした。それまで一度も腰が痛くなったことなどなかったのに、今では年に2,3回は強い痛みを感じますし年に1回はしばらく動けないほどの症状の時もあります。

生産性低下のリスク

統計によると、8割を超える人が腰部痛を抱えており、25%の人が腰部痛が原因で仕事を休んだことがあるとのことです。このようなカラダの不調で仕事を休むことをアブセンティーイズムと呼びます。また、仕事を休んでいない人の中にも痛みを我慢しながら仕事されている方も多いでしょう。このように出勤はしているもののカラダの不調のために職務遂行能力や労働生産性が低下している状態のことをプレゼンティーイズムと言います。

労働における健康に関する生産性はこの2つの要素が組み合わさったものです。

生産性低下の原因は?

アブセンティーイズムは「医療費+薬剤費」として算出され、1位「がん」、3位「冠動脈精神疾患」に挟まれ2位「肩こり・腰痛」が入っています。

プレゼンティーイズムは1位「倦怠感」、2位「抑うつ」、に続いて3位「肩こり・腰痛」である。2つの合計では「肩こり・腰痛」が1位であり、生産性の低下に著しく影響を及ぼしていることが分かります。

アブセンティーイズム
1位 がん
2位 肩こり・腰痛
3位 冠動脈精神疾患
プレゼンティーイズム
1位 倦怠感
2位 抑うつ
3位 肩こり・腰痛

こうした損失の大きさを考えると、腰痛によって十分なパフォーマンスを発揮できていない社員が多くいるという状況は、健康経営を推進する企業にとっても無視できるものではないはずです。

すでに大手の企業は生産性の低下が経営に与える影響を重要視し、対策としてウエアラブルデバイスを用いて社員の健康状態を把握したり、管理栄養士の指導の下、食堂のメニューを工夫したり、トレーナーを派遣したりしており、この流れは広がりつつあります。今までも福利厚生として会社所有の宿泊施設を格安で利用できるなどの方法は取られてきましたが、より積極的に職員の健康に介入しています。

職員がより前向きに、ポジティブに仕事に打ち込めれば会社の成長につながることは想像に難くないです。そのための基礎体力維持・向上の大切さを個人と企業が双方に意識してもらえるといいなと思います。

トレーナーの立場としては、何ができるのか、どのような変容が起こり、どれだけ貢献できるのか。提案する力、プレゼンテーション能力が必要になってきます。このブログを書く事もその一つです。書き続けていきます。

今日の一日一新

・ハウジングセンターでイベント参加。ニンテンドースイッチは当たらず。

今日の子供日記

・連休が続き子供と一緒に過ごす時間が長いです。初詣、凧上げ、公園、イベント、イオン・・・。変わりばえないけど幸せなことですね。

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