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基礎的運動の発育発達段階

子供のロコモについては以前書きました。

子供の発育発達には重要な36の基礎的な動きがあると山梨大学人間教育学部の中村和彦先生が提唱しています。非常に興味深いです。

高知大学の幸先生の研究で、高知市内の幼稚園児110人を対象とし体力測定を実施しています。その中でも特に「走る」「飛ぶ」「投げる」についてそれぞれのフォームを評価し分類を実施した試みが面白いですし、実際の現場での指導の参考になります。

「走る」の発達

腕の振りがない

腕の左右のバランスが悪い

脚の蹴り挙げがある

左右に腕が振れている

大きな腕の振り、脚の蹴上

「投げる」の発達

体重移動がなく、手投げ

脚は離れないが身体をひねる

腕と同じ側の脚が前に出る

腕と逆側の脚のステップがある

上記よりもさらにダイナミック

「飛ぶ」の発達

腕が動かないか、後方へ

腕を引き上げ肩をすくめる

腕が屈曲、やや振り出す

腕が伸展、前方に振り出す

バックスイングと大きな振り

トレーニング指導の参考に

トレーニングを処方する前にはまず評価しないといけません。やみくもにやっても時間ばかりがロスしてしまいます。何が問題点なのかを知る必要があるのです。

上記の評価は対象の子供のがどのレベルにいるのかをステップ分けできる点において有用だと思います。指導対象の子供がどの地点にいて次は何を目指せばいいのかを整理できます。ジャンプの際に手を全く使っていない子供に「バックスイングと大きな振り」を教えても、難易度が高すぎて消化できないでしょう。

まずは肘を曲げて小さく振ることから始める方がクライアントにとって上達のステップが楽になるはずです。

大人への指導にも役立つ

赤ちゃんの発育発達過程を模してトレーニング指導する手法もあるくらいなので、このような基本動作をどのように習得していくのかを知っておくことは、大人へのトレーニング指導のヒントとなります

例えば「走る」であれば腕が振れているのか?振れているけど左右のバランスが悪いのではないか?というような視点で対象を見ることができますし、次のステップに進むために「足を蹴り挙げを出そう」という指標にも使えます。

参考資料

幸篤武: 幼児を対象とした体力測定の実施, 高知大学教育実践研究. 高知大学教育実践研究 (31), 177-183, 2017-03. 高知大学教育学部附属教育実践センター.

一日一新

カレーせんべい

パプリカの炒め物

子供日記

長女:学校から帰ってきて6時間まで遊んでいるが「今日は全然遊べなかった」が口癖です。一体何時間遊べば気がすむのでしょう。
長男:日曜日は疲労困憊まで遊ぶらしく夕方ごろから寝ています。
次女:突発性発疹の症状はあと2,3日は続く見込み。熱は下がっているけど、いつもとは違う様子。よく泣きます。


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