今回は「弱視」について書きます。
街で時々小さな子供が眼鏡をかけているのを見たことがある人も多いと思います。レンズの屈曲加減で目が大きく見えるあれです。
なぜこのトピックについて書こうと思ったかと言うとうちの長男が弱視と診断されたためです。色々調べてみました。
きっかけ
子供は成長とともに市区町村が実施している健康診断を受けることになっています。先日長男が受けたのは3歳検診。福岡に引っ越してきてバタバタの中、タイミングが重なりちょっと面倒だなと思いつつも必要なことなので受けさせました。
区役所に行って受けるのですが、その前に区役所でもらってきた簡易的な視力検査キットを用いて家でやりました。
「魚」「鳥」「蝶」「犬」の影絵を片目を隠した眼鏡をして当てさせます。ルールを理解できるかどうかが最初の壁なんですが、長男は理解できていました。少し離れたところで影絵を見せて、見えなければ徐々に近づきます。
右目は10mくらいでも見えている様子でしたが左目が5mくらい近づいても見えない。ちょっと嫌な予感がしました。(ざわざわ)
3歳検診では近医を受診するように言われ紹介状を書いてもらい、近くの眼科に行きました。
初診
眼科さんでは視力検査、眼圧の検査、焦点の検査?をしてもらい視力が右0.6、左0.4と診断され乱視も入っているとのことでした。そこで初めて弱視の疑いと言われ後日、瞳孔を開いた上で再検査するために再診するように言われました。
再診
後日眼科を訪れ、瞳孔を開くための点眼を15分毎に4回実施しました。2回目くらいまではごまかしながら実施しましたが、3,4回目はさすがに嫌がりました。それでも何とか窘めて実施し、検査したところ、弱視と診断されました。
弱視には4つの種類があるのですが、長男は「屈折異常弱視」という分類になりました。遠視と乱視が入っていてものがはっきりと見えていない状態だそうです。
屈折異常弱視とは
遠視・近視・乱視が両眼ともに強いために起こる両眼の視力障害です。
原因
一番多いケースは遠視です。遠視は近くも遠くもピントが合っていない状態なので眼鏡をかけない限りくっきりとものが見えません。生まれつき物がはっきり見えない状態でいると、視力は成長しにくくなります。
症状
子供が自分から物が見えにくいと申告することはほとんどないので見逃しやすいそうです。テレビが近い、目を細めて物を見るなどのふるまいから親が気づくことがよくあるそうです。今思えばテレビが近くて注意したことが何度もありましたが、その時は目が悪いという発想にはなりませんでした。
診断
両眼に強い屈曲異常があることを、目薬を点眼して調べます。長男もこの診断方法でした。
治療
目に合った眼鏡をかけることが大切です。眼科で処方箋を書いてもらい、子供の眼鏡を取り扱っている眼鏡屋さんで作ってもらいます。15,000円~20,000円くらいのものが多いです。
補助金
年に36,700円までは児童福祉法の規定に基づき支払った金額の7割(未就学児は8割)が補助金として返金されます。
まとめ
子供から視力低下を訴えるケースはあまりないため、3歳検診や小学校の検診でも見逃してしまうケースがあるようです。正常な視力の獲得は8歳までと言われています。早めに見つかれば回復する可能性も上がるとのことですので、もし身近に兆候が見られる子供がいたら、一度眼科さんに診てもらうことをお勧めします。
自分の子供に病気や障害があるのって自分のこと以上に悲しい気持ちになります。生まれつきのもので親に責任はないとお医者さんには言われはしましたが。3歳の子供に眼鏡をかけさせ続けるのは本人にとって負担ですが、できるだけ目が良くなるように頑張らないとね。カッコいいねー!仮面ライダーみたいだねー!っておだててます。(笑)
参考サイト
日本弱視斜視学会
https://www.jasa-web.jp/general/medical-list/amblyopia
めがね本舗ホームページ
https://www.meganehompo.co.jp/f/hoken
今日の一日一新
・チョコエッグ FrozenⅡ
今日の子供日記
・実家の庭で日向ぼっこ。今日は温かく天気も良かったです。福岡もコロナ増えており、毎日新規患者数の最多更新。東京・大阪に続いて波状に広がっている模様です。極力、外出を控えています。
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