人は無意識の中でカラダを健康に保つために、脳・神経系、循環器系、免疫系、内分泌系などが密接に関連し合いながら働いています。ホルモンは内分泌系に属し、情報伝達物質として様々な器官から放出されています。
コロナウイルスにより慢性的なストレスをかける人が多いというニュースを受けて「ホルモン」と「ストレス」に関しては以前書きました。
また健康ホルモンを増やすためにするべきことについても書きました。
とりわけ女性においては美容・健康においてとても重要な役割を果たしています。今回は女性ホルモンに注目して書こうと思います。
エストロゲンの働き
エストロゲンは女性の成長過程でカラダの変化が見られる(乳房が大きくなる、ウエストがくびれるなど)第2次性徴前から分泌され始める女性ホルモンです。
以下にその働きについて書いていきます。
自律神経を安定させる
自律神経のうちエストロゲンに関与するのはリラックスさせるための副交感神経の働き。エストロゲンが活発に出ているときはストレスがたまりにくく、感情が安定します。
免疫系を強化する
炎症の抑制や抗体産生の促進など身体を守るための免疫系のシステムを強化することが分かっています。閉経期には自己免疫疾患が発症しやすいので注意が必要です。
血管の弾力性を保つ
加齢とともに血管は次第に弾力性を失い硬くなります。硬くなった血管は血流を悪化させてしまいます。エストロゲンは血管の弾力性を保ち血流を改善します。血流が良くなれば肌の血色がよくなりますし、冷えやむくみなどを緩和する効果もあります。
筋肉を維持する
テストステロンは男性ホルモンとして有名で筋肥大には欠かせないホルモンですが、エストロゲンにも筋肉を発達させる効果があることが分かってきています。
骨を強く保つ
エストロゲンには骨の密度を高めて強くする働きがあります。閉経後骨粗鬆症のリスクが高まるのはこのため。
肌や紙の張り・ツヤを保つ
エストロゲンの有名な働きの一つに、コラーゲンを作り出して肌や紙に潤いを保つ作用があります。女性特有の丸みを帯びたカラダを形成するのもエストロゲンの働きだと言われています。
その他
乳腺の発達を促進したり、子宮の働きを活発にしたり、悪玉コレステロール値を抑えたりかなり万能なホルモンであることが分かります。
ホルモン量は20歳~35歳がピークで35歳後半から減少していきます。そこからは緩やかに下がり、閉経後にガクッと減ります。このこと自体はごく自然な現象なので心配はいりません。
まとめ
女性ホルモンの代表格、エストロゲンについて書きました。婦人系の問題や悩みに関しては男性トレーナーとしてはあまり指導しにくいデリケートな内容ではありますが、これだけの万能な働きを持つホルモンは知っておかないといけませんし、これを無視してダイエットやボディメイク指導はできませんね。
参考図書
TARZAN782 ホルモンの威力
一日一新
・HPを調整
・Google driveにデータ移動
子供日記
長女:おもらしが治らなくて困った。遊んでいて夢中になるとトイレに行くことを忘れてしまうらしい。
長男:迎えにいくと「幼稚園疲れた」と毎日全力で遊んでいるみたい
次女:現在17時。今はまだ機嫌がいい方。アイスの棒をカミカミしてます。
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