2020.03.25姿勢を良くする方法①~上位交差症候群とは~ Janda(1988)に提唱された上位交差症候群は写真1のように慢性的な肩コリや頸部の痛み、それに伴う頭痛など悩むクライアントが示す典型的な姿勢のパターンです。簡単に言うと猫背です。写真1写真2具体的には「頭部の前方偏移」「頸椎前弯増強」「丸まった肩」「胸椎後弯増強」などが該当します。つまり猫背です。上位交差症候群とは別に下位交差症候群という姿勢パターンに関しても
2020.01.03労働損失という考え方 日々の生活の中で何かしらの身体の不調を抱えている方は多いでしょう。特に30歳代になると20歳の時にはなりえなかった不調を感じだします。私の場合は腰部痛でした。それまで一度も腰が痛くなったことなどなかったのに、今では年に2,3回は強い痛みを感じますし年に1回はしばらく動けないほどの症状の時もあります。 生産性低下のリスク統計によると、8割を超える人が腰部痛を抱えており、25%の人
2019.09.29睡眠のメカニズムと睡眠薬 昨日書いた治療薬の作用機序について書きます。昨日の記事→https://atc-taisuke.com/2019/09/29/post-553/疲れたから寝るベンゾジアゼピン系睡眠薬脳内物質であるGABA(ギャバ)の受容体に作用し、不安や緊張を和らげ、筋肉の緊張を取り、眠りやすい体内環境にします。非ベンゾジアゼピン系睡眠薬同じくGABA受容体
2019.09.29不眠症と主な薬剤について 今週の勉強会は睡眠についてだったので、まとめたいと思います。不眠症は下記の症状が1か月以上続き、社会生活に支障がある場合を「不眠症」と呼び、大きく4つのタイプに分けられるますが、人によっては2つ以上当てはまる場合もあります。そして、その症状により処方される薬が変わってきます。1.入眠障害床にはいってもなかなか寝付けない、眠りにつくのに30分~1時間以上かかるタイプの人が入
2019.07.15スポーツ障害を予防することの難しさ ATCという仕事は、障害に対するリハビリテーション、障害の評価、障害の予防、治療介入など多岐にわたります。それぞれで高い質を求められており、今では大学院を卒業しないと資格取得出来なくなりました。NATA web site.https://www.nata.org/about/athletic-training先日WFATTというカンファレンスに参加し、早稲田大学の広瀬先生