効果的なトレーニングにするために

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テレビやインターネット、SNSを通じて様々なトレーニングに関する情報に溢れている昨今。

現場では「肘が痛いのだけどリハビリは何すればいい?」「体幹鍛えるためにはこれでいい?」といった感じで聞かれることが多いです。

質問する方もすぐに「○○をして下さい」と答えてもらいたいから聞いてくれるんだと思うのですが、答えるためには下準備が必要になります。

肘を痛めた経緯や具体的な部位、肘以外の関節の可動域のチェックなど、質問を受けているのはトレーナーなのですが、逆にこちらから質問をたくさんしなくてはいけません。

的外れな体幹トレーニングをしても時間と体力を無駄にするだけですが、リハビリに関しては痛めた肘をさらに悪化させることにもなり得ます。

最初の話に戻ると一方的に情報発信されたテレビやインターネットの情報ではほとんどの場合、質問者のためのトレーニングになっていないということです。

評価のジレンマ

こちらからカウンセリングをしたり、カラダのチェックをすることをトレーナーの業界では「評価する」と表現することが多いです。評価に基づいたトレーニングにしなければ効果があったのかどうかさえ分かりません。

評価項目はやろうと思えばたくさんあり、肘を痛めている方に対しても肘の可動域、肩や手首の可動域、筋力のチェック、日常動作のチェック、バランスのチェック、体幹のチェックなど多岐にわたる場合もあります。

ここで気を付けるのは、粗探しをすればいくらでも出てきてしまうというジレンマです。肘を痛めている方に対して体幹の筋力が弱いからと腹筋をしてもらうこともなくはないですが、お客様のニーズ(主訴)から外れてしまっていることも良くある現象です。

基本的にはお客様の「主訴」を咀嚼して、コミュニケーションをとりながら、優先順位をつけ、順序だててトレーニング計画を作っていくことが重要となります。

システマチックに

トレーニングで効果を出すためにはゴールまでの道筋をある程度イメージ出来ていないといけませんし、それをお客様と共有しなくてはいけないなと常に考えています。

今トムジムではシステムのブラッシュアップをしているところです。

そんなトムジムでのシステムについて、お客様との共有のためにも、このブログでアウトプットしていこうと思います。