熱中症対策 手のひらを冷やす

熱中症対策 手のひらを冷やす

今日から一週間はずーっと雨の予報で一日もピーカンな日はないみたいです。梅雨でしょうか。この雨の時期が過ぎたら本格的に夏が始まるんでしょうね!

手のひらを冷やし深部体温を下げる

そして毎年のことながら心配されるのが熱中症ですよね。特に梅雨明けの初夏は暑いことに身体が慣れていないという事もあり、熱中症のリスクが高いと言われています。

水分補給、塩分補給、暑熱順化、アイススラリー、アイスベスト・・・。様々な対策がある中で、また新たな対策が出てきています。

カラダの末端には動脈と静脈が切り替わる場所があり、そのような血管をAVA血管(動静脈吻合血管)と言います。細かな血管が密集しており人間の体温調節に大きな影響を与えていることが分かってきています。

デサント商品紹介ページより抜粋

そんなAVA血管が多いのは、身体の末端部である手のひら、足の裏、おでこだそうです。それらを冷却することにより、冷たい血液が全身に回り身体の深部体温を冷やすというメカニズムです。

気をつける点として、「氷を直接持つ」など手のひらを冷やす過ぎると、血管収縮が起こっていまい、血流が悪くなってしまいます。適温は12度から15度だそうで、よく冷えたペットボトルくらい(凍ってないやつ)がいいです。冷蔵庫から出したペットボトルを両手で持つと深部体温を下げるのにちょうどいいでしょう。水分補給するまでにまず手のひらを冷やしてみてはいかがでしょう。

前腕も冷やすといい

永坂ら(1997)より抜粋

また上の図でも示されている通り、前腕部分からは熱を放射して体温を下げようとする機能が備わっています。

冷水の入ったバケツに手を突っ込んで冷やすと体中に冷たい血液が行き渡り、体温を下げることになります。アイスバスと同じですが、プールを準備できないときはより簡単に実施できるところがメリットですね。

熱中症対策グッズ

そんな中、デサントとシャープが共同開発し、手のひらを冷やすグッズが発売されました。

手のひらをリストバンドのようなものをつけ、12度に保たれている保冷剤のようなもの(蓄冷材)を入れます。この冷やし過ぎない12度を保つ蓄冷材にシャープの技術が使われているそうです。この夏はよく売れるんじゃないかなーと個人的には思っています。

まとめ

・新たな暑熱対策として「手のひらを冷やす」という方法が注目されている。
・それに伴い新商品が出てきている。

参考文献、サイト

永坂鉄夫ら.動静脈吻合の体力医学的意義.デサントスポーツ科学,Vol18、1997

デサントコアクーラー商品紹介ページ https://store.descente.co.jp/special/descente_lp_corecooler.html

一日一新

・肉じゃがの肉なし作った。

子供日記

長女:ブレボーが届いて楽しんでいます。
長男:同上。まだ乗れませんが、少し乗れそうな気配はあります。対象年齢7歳くらいからだと思うのですが。
次女:熊のぬいぐるみを気に入った様子。ちゃんと女の子ですね。