うちの長女は生まれつき鼻炎持ちでいつも鼻がズルズルいっており、口呼吸している状態でした。3歳検診ではアレルギー検査をするかどうか、するのであればアレルギーに該当しそうな血液検査を実施すると言われましたが、結局しませんでした。福岡に引っ越して環境が変われば鼻炎も改善するかな?と思っていましたが変わらず。先日近所の耳鼻科に行きました。
診察
家族の中でも一番の病院嫌いの長女。「ちょっと鼻のぞかせてー」と言われただけで逃げる始末。無理やり押さえつけてみてもらいました。(笑)これが億劫で救急や定期健診でない限り病院は後回しになるんですが。。。
血液検査はまだせずに、問診と視診から一番可能性の高いハウスダストによるアレルギー性鼻炎の治療から始めることになりました。
薬は子供が飲みやすいようにザイザルシロップとステロイドの点鼻薬。味が甘いからか自分から積極的に服用してくれています。ザイザルは朝と夜、点鼻薬は入浴後に使用するように言われていますが、ザイザルは眠気が出る副作用があるとのことで、夜のみ服用しています。やっと小学校始まったばっかりで居眠りしたら困りますので。
アレルギー性鼻炎とは
ほこりやダニ、花粉などの異物が身体に入ることで、鼻炎の症状(鼻水、くしゃみ、鼻づまり)が起こる病気をいいます。
アレルギー性鼻炎には通年性(ハウスダスト、ダニ、ペットの毛)と季節性があります。長女は通年性、僕は花粉症がひどいので季節性ですね。
実際に何にアレルギーが起こっているのかは血液検査でチェックできます。最近は指先に針を刺し、採血する方法でも検査結果が分かるようです。
アレルギー性鼻炎の治療
- 薬・・・・・・・・内服薬、点鼻薬を使用
- 舌下免疫法・・・・スギ、ダニアレルギーの人に対してスギ、ダニの成分を含んだ薬を舌の下に投与し、身体を慣れさせる治療。約3年続けます。症状が和らぐ可能性が80%。
- レーザー治療・・・鼻の粘膜をレーザーで焼く治療。アレルギー反応を起こしにくくする治療です。
- 手術・・・・・・・鼻中隔矯正など鼻の通りを良くする手術、アレルギー反応が出ないように神経を切断する手術(後鼻神経切除)があります。
侵襲性の低い1から治療を始め、効果がない時は2、3、4も検討します。
薬の効果
今のところよく効いているようです。完璧ではないですが鼻で息が出来ているみたいですし、寝ているときも口が半分くらい閉じています。(笑)
副作用の眠気も寝る前に服用しているのであまり気になりません。
ただし、根本治療ではないので薬を止めると再び症状が出てしまうことが多いようです。
子供の発育発達とアレルギー性鼻炎
長女の件をきっかけに親としてできる事はないか、色々調べたりトレーナー仲間に聞いたりしてみました。
呼吸形式は発育発達に影響を及ぼすと言われています。鼻が詰まり脳への酸素供給量が減るとストレスを感じやすくなり癇癪や落ち着きがないふるまいなどに繋がります。僕自身も花粉症の時期は集中力も落ちますし、イライラしてしまいますので何となくわかります。
投薬以外に家でできること
居住空間を清潔に
ハウスダストが疑われる場合はできるだけそれらが出ない環境づくりが大切です。
- 絨毯やカーペットをなるべく使わない
- 布団カバーや枕カバーをこまめに洗濯
- 布団をこまめに干す
- お気に入りのぬいぐるみを洗う
- エアコンのフィルター掃除をこまめに行う
栄養摂取
十分な睡眠と栄養を摂取し免疫機能を高めます。特に子供は好き嫌いの多いことが多く、栄養が偏りがちになります。また、好きなものを過剰摂取する傾向もあります。
積極的に摂りたいのは亜鉛やミネラルをたくさん含む海産物系食品。青魚のDHAやEPAは頭がよくなる油としても良く知られています。腸内環境を良くするものとして発酵食品をとることも大切です。消化酵素を増やす効果のある薬味系も食べてもらいたい食品ですね。
- 海産物(ワカメ、魚系、かき)
- 良質の油(青魚、えごまアマニオイル、ココナッツオイル)
- 食物繊維(キノコ、玉ねぎ)
- 腸内環境改善系(納豆、みそ、ぬか漬け)
- 薬味系(梅干し、ショウガ)
一方で子供が大好きで過剰摂取してしまいがちな食品は、抑えるようにしましょう。飲み物は常時牛乳!という人はお茶に変えて抗酸化作用のあるカテキンを取りましょう。うどんやラーメンは調理も楽ちんで親がつい与えがちですが、そばやご飯に変えてみましょう。
- 乳製品は炎症を起こしやすいカゼインを含んでいる。過剰摂取は注意。
- 小麦に含まれるグルテンも炎症を起こすことがある。摂り過ぎ注意。
- 牛乳
- 小麦
審美的な側面も
長女は口が開いている時間が長いです。口呼吸は見た目にもあまりよくないですよね。また、知り合いの歯医者さんの話では常に口呼吸をすることで顎の発達が遅れ顔の骨格形成不全にもつながるという話もあります。これは歯科の世界ではよく言われていることで、その治療法もあるようです。→ 顎顔面治療法
顎の発達が遅れ、顎が小さいまま成長してしまうケースもあるようです。下あご以外は大人の骨格なので不釣り合いな顔になってしまうようです。
まずはできそうなことから取り組んで行きたいと思います。
参考資料・HP
・せがわクリニック「アレルギー性鼻炎の治療」冊子
・Allegy Insider HP
・白沢歯科クリニック HP
一日一新
・三重に残してきた家が売れた!良かったー。
子供日記
長女:小学校が本格的に開始。給食のカレースパゲッティがめちゃくちゃ美味しかったと話してくれました。
長男:幼稚園の入学式。お友だちたくさんできるといいね!
次女:手をぱちぱち叩く、首を激しく振るを覚えました。
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