まいど!分子栄養学カウンセラーの鶴田です。トムジムのダイエットコースの栄養部門を担当させていただいております。
このブログでは、巷に溢れたダイエットに関する情報の整理をして、皆様が「健康的に」目標達成ができ、その後も「リバウンドをしないための方法」についてお伝えしていきたいと思っています。
さて、今回は「糖質はとっても大丈夫なの?」というテーマについてお話しします。
恐らく、ダイエットと言えば、まず思い浮かぶのが、「糖質制限」ではないでしょうか?
まずはお米の量を減らす!ということを実践する方、またはしてきた方が多いかと思います。
お米、つまり糖質を減らすことで、確かに体重は減ります。
しかしこの減った体重は糖質と結合しやすい水分の量が減ったことが要因なのです。
必ずしも目的である体脂肪が減ったわけではありません。
確かに、糖質の摂取が体脂肪の蓄積に繋がることは事実ではありますが食べ方や量、食材の質によって同じ糖質を食べたとしても太るとは限りません。
ポイントは血糖値コントロールです。
また、糖質制限の弊害は他にもあります。
糖質は効率の良いエネルギー源となるのですが、肝臓に蓄えられていた糖が枯渇してしまうと、筋肉や脂肪を分解してエネルギー源を得ようとします(糖新生といいます)。
筋肉が分解されてしまうと、「朝食抜きの是非について」でも触れましたが、基礎代謝が低下してしまいます。結果的に、体重は減ったかもしれませんが、代謝が低下しているためリバウンドしやすいカラダとなってしまうのです。
ダイエット時の朝食を食べるか?抜くか? | パーソナルトレーニング トムジム (atc-taisuke.com)
さらに、糖質を摂らないと血糖値の低下につながります。
すると血糖値を上げようと、アドレナリンやノルアドレナリンといったホルモンが出てきます。
これらは交感神経を刺激して分泌されるため、消化機能の低下につながり、摂取した栄養がうまく吸収されません。
さらに、アドレナリン、ノルアドレナリンが出ると、下記のような症状が出てきます。
・イライラしやすい
・感情の起伏が激しくなる
・体が硬くなる
・肩こり、腰痛
・便秘
・夜中に目が覚める
など
あらゆる不調につながってしまいます。
実際糖質制限をして、痩せたはいいけど、なんだか体調が悪くなった。肌や髪質が悪くなったという方も多いのではないでしょうか?
食べる量をただただ減らしてしまうと、本来、体の各細胞に必要な栄養素が足りなくなってしまうのです。
では、具体的に、どのようなものをどのように食べるのがいいのか。
ポイントである血糖値コントロールはどのようにしたら良いのか。
その対策については、次回にお話ししたいと思います。
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