前回女性ホルモンエストロゲンについて書きました。
30代後半くらいから徐々にホルモンの分泌量は減っていき、平均50歳の閉経後ガクッと減ります。ホルモンバランスが崩れるため、体調の変化が起きやすい時期で閉経の前後5年間(あるいは10年間)は「更年期」と呼ばれます。最近では「ゆらぎ期」と呼ぶこともあるそうです。
症状としてはカラダの火照り、手足の冷え、不眠、動悸といった症状が出やすく、更年期の女性の55%が感じていると言われています。また、個人差もかなりあり、生活もままならないという重度の「更年期障害」である人は全体の30%もいるそうです。
更年期症状の対処法
服薬による治療
様々な症状に苦しめられる女性が多い中、薬によって治療をする場合があります。ホルモンを薬で補充し症状を緩和できるそうです。発汗や火照りと言った代表的な症状の9割を改善できるとのこと。
これまでの更年期症状緩和のための薬は内服薬がスタンダードでしたが、現在は張るタイプや塗るタイプの薬も出ているようです。保険適用にもなるので1000円~2000円程度で処方してもらえるようです。症状が出てから時間が経ちすぎると血栓のリスクも高まるので、早めの受診が勧められています。
大豆イソフラボンの摂取
大豆製品が更年期障害の緩和に役立つと言われています。その理由は大豆イソフラボンが腸の中で代謝されて作り出されるエクオールという物質がエストロゲンに似た作用を持つためです。ホルモン薬治療に比べて効果は緩やかですが、3か月で80%の人が更年期症状が改善したというデータもあります。
しかし、人によってはエクオールを作り出すのが苦手な体質の人もいるようなので、エクオールを直接サプリメントで服用する方法もあります。
日本人は大豆摂取不足
平成28年国民健康・栄養調査によると、日本人の1日当たりの糖類摂取量は平均で60g。目標値の100gを大きく下回っています。豆腐、枝豆、納豆、豆乳などを意識的に摂るようにしましょう。
リラックスできる環境をつくろう
エストロゲンが低下すると自律神経のリズムが崩れ、副交感神経が働きにくくなります。副交感神経は気持ちをリラックスさせるためのスイッチのようなものなので、環境を整えることでスイッチが入りやすい状況を作り出すことが大切です。
まずは「同じ時間に食事を摂る」「遅くまでスマホを見ない」など生活リズムを見つめなおすことから始めてみる。そしてもちろん自転車エルゴ、水中ウォーキングなどの軽めの有酸素運動やストレッチやヨガなどの運動はとても効果的です。好きな音楽、アロマ、塗り絵などもリラックス効果が科学的に証明されています。
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まとめ
更年期、更年期障害について書きました。最近では男性の更年期障害も増えてきているようです。女性ほど急激ではないにしろ、男性ホルモンのテストステロンが年齢とともに減るためで、男性特有の悩みもあります。
自然の摂理なので誰にでも訪れるものです。対処法もたくさん出てきていますので、まずは正しく理解し自分に合った対処法を実施して上手に付き合っていくことが大切ですよね。
男性の更年期についてもまた別の機会に書きたいと思います。
参考図書
TARZAN 782号 ホルモンの威力
大塚製薬 エクエル商品ページ https://www.otsuka-plus1.com/shop/g/g54071/
一日一新
今日から7月!梅雨の時期が過ぎたら本格的に夏ですね。一番好きな季節です!蚊以外は。。。
オンライン教室の時間も変えてみました。
子供日記
長女:家の周りに蚊が大量発生しており、一番の標的になっています。
長男:最近一人称が「俺」とか言います。
次女:最近はハイハイよりも歩く方が移動が楽みたい。もう一人前です。
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