3大栄養素とは食べてカロリーになる栄養素で「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」の3つです。この3つで日本人が不足しがちなのがたんぱく質ですが、重要なのもたんぱく質です。「脂質」「炭水化物」は身体に貯められるけど、「たんぱく質」は貯められないという特徴もあり、不足しがちになります。逆に「脂質」「炭水化物」は過多になり、脂肪という形で蓄積していきます。
たんぱく質の重要性
たんぱく質はエネルギーになる以外にも大切な役割を担います。筋肉、血管、皮膚、内臓といった身体のパーツを構成していますし、血中で酸素を運ぶヘモグロビン、外敵と戦う免疫グロブリンもたんぱく質で作られます。筋力を増やしたり維持したり、風を引きにくい身体にしてくれる頼りになる栄養素です。
豆腐や納豆などの植物性たんぱく質、肉・魚・卵などの動物性たんぱく質を偏りなく摂取するのがおススメです。
脂質の摂り過ぎが問題
脂質の中にもたくさんの種類があるのですが、現代人が摂り過ぎているのは動物性脂質である飽和脂肪酸です。肉、乳製品に多く含まれています。今でも骨粗鬆症の予防のために「毎日牛乳を1L飲んでいます」という方を見かけますが明らかに脂質の摂りすぎになります。
飽和脂肪酸の摂り過ぎにより次に何が起こるかと言うと「炎症反応」です。そして真っ先に炎症が起こるのが脳の一部である「視床下部」です。ここに炎症が起きてしまうと食欲抑制ホルモンであるレプチンへの反応が鈍くなり、満腹感を感じにくくなります。その結果、際限なくまた脂質を摂ってしまう悪循環に陥ります。
一方で積極的に摂ってほしい脂質もあります。摂り過ぎた不飽和脂肪酸の作用を抑える働きを持つものや、血液をサラサラに保つものなどもあるので一概に脂質が悪いとは言えません。魚の脂であるオメガ3脂肪酸やココナッツオイルラウリン酸は是非取り入れましょう。
炭水化物の摂取量は50年前と変わらず。しかし・・・
炭水化物は脂質とは違い、即座にエネルギーになりやすい特徴があります。糖分を使ってエネルギーを作ることから解糖系代謝と呼ばれます。また、摂りすぎてエネルギーにできなかった分の糖質は、肝臓に70g程度、筋肉に200-300g程度貯蔵されます。しかし、通常1日3食しっかり食べて、運動不足の場合これらの貯蔵量も超えてしまいます。
炭水化物を摂ると膵臓からインスリンというホルモンがでて血糖値を正常値まで落とそうとしますが、このインスリンの働きにより過剰分の炭水化物が脂質に変換合成されるという副作用も持ち合わせています。インスリンが肥満ホルモンと呼ばれてしまう所以です。
炭水化物の摂取量は50年前とあまり変わらないとのことですが、文明の発達により身体を動かす量は確実に減っているので炭水化物⇒脂質の変換量が増えているのが現状です。
まとめ
- 3大栄養素のうちたんぱく質は不足しがち
- 脂質は特に増えていて動物性脂質は身体に炎症をもたらすので注意
- 炭水化物の過剰分もやがて脂質に変わってしまう
一日一新
- 風邪ひいたので近所の内科受診。発熱があるためコロナを疑われて、問診、診察、薬処方、会計すべて駐車場で行いました。ただの風邪だと思うが、5日間続くようであればPCR検査するとのこと。今は慎重すぎるくらいでちょうどいいですよね。
子供日記
長女:月曜日から6時間授業だったが、熱が出て帰宅。帰りたくないと癇癪起こしてました。そんなに学校好きなん?
長男:月曜日は長女同様発熱で幼稚園を休みましたが火曜日は平熱に下がったため通園しています。
次女:保育園に預けるときに積極的に自分から中に入っていきます。慣れてきたみたいです。
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