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インターバル速歩とは

インターバル速歩とは信州大学の能勢先生が考案されたウォーキング方法です。

ゆっくり歩くのと早く歩くのを交互に繰り返す方法で、単にゆっくり歩くよりも得られる恩恵が多いという事で日本のみならず、世界から注目をあびています。

1日1万歩ってどうなん?

まずウォーキングでイメージするのは「1日1万歩」というキーワードだと思います。1日にほとんど家で過ごすような人にとってはゆっくりだとしても一万歩くのは大変なことだと思います。しかし、そんな「大変なこと」なのにも関わらず、最近では1日1万歩の健康に及ぼす効果について、科学的な根拠が揺らいでいます。

Nemoto(2019)は中高年者246人を対象に1日1万歩を歩かせて、「最高酸素消費量」を測定したところ、コントロール群と比較して変化がなかったという結果が出ました。一方で、インターバル速歩をした群は有意に向上しました。

体重60㎏の人が時速4㎞/hで1万歩歩くと300kcal消費できるので、健康に関して全く効果がないかと言われればウソになると思います。しかし、時間と体力をかけてどうせやるならインターバル速歩の方が得られるものが多い!という事です。

インターバル速歩のやり方

インターバル速歩の生みの親である、信州大学の能勢先生は運動負荷の設定を試行錯誤の結果、

早く歩く3分、ゆっくり歩く3分を1日5セット。合計30分

を推奨しています。また頻度に関しては週に4回。1週間の速歩の合計時間が1時間になるように設定するといいそうです。

1日に5セットということですが、一度にやらず分けても大丈夫です。

例えば、朝3セット、夜2セット。でもいいので、「10分の隙間時間が出来た。ちょっと歩いてこよう!」でも良いわけです。

もちろん、平日が忙しい方は週末にまとめて2日間で行うのもOK。速歩の合計が60分になることが重要です。

日常でも速歩を意識して

運動は継続することがとても大切です。そして一番継続しやすいのは、今のライフスタイルを大きく変えることなく溶け込ませること。

スーパーまでの10分を速歩に変えるだけでも立派な運動になります。スーパーの中は危険なのでやめましょう(笑)

引用文献

Nemoto M et al. : Mayo Clinic Proceedings 94: 2414-2426, 2019

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